日常の判断を意識する「うまくいく人たちが持っている気づき」
今回のテーマは、私たちが普段なにげなく無意識に判断していることが
ものごとの「うまくいく」「いかない」に大きく影響していますというお話です。
これは人間関係、ビジネス、進路、恋愛・・・人生の様々なことに共通するのですが
どんな基準で判断しているか、その判断がどういう基準で見ているかは
実はとても重要なことなのです。
日々、目の前で起きる様々な出来事を意識して判断したことはありますか?
その判断がどういう基準で見ているかによって、選択がそれぞれ違ってきます。
人生は選択の連続でできていますので、その選択をする際の基準が
どういう結果に繋がっていくのかということに当然ながら影響してきます。
このことは某メンタルトレーナーさんも仰っていますね。
判断基準として分かりやすいのは
他者基準になっているか、自分基準になっているか
と区別して考えてみると、いろいろなことに気づかされます。
他者基準というのは、世間の常識的な枠組み、目上の人の意見や期待など
自分以外の他者や周囲のデータ、情報に照らし合わせて判断するパターンです。
他者基準の場合、何か行動する際に人からの評価、称賛、承認などを望んだり
無意識に求めることになります。
それに対して自分基準というのは、自分の考え、信念、意志
感性、感情、感覚などに照らし合わせて判断するパターンです。
自分基準の場合、自分の行動に対して他者からの称賛や承認は必要とせず
自分の中にある確信や経験、知識やデータ、才能など、自分の考えで判断します。
実は、これはどちらが良い悪いということではなくて
両方を持ち合わせながら、それぞれの利点と欠点を加味して
臨機応変にシーンに合わせて優位な方を変えていく
ということをぜひお奨めしたいと思います。
たとえば、他者基準が優位な方がうまくいく例をあげますと
ビシネスシーンなどでは様々な立場の人が存在しますから
何事も他者の視点や基準もふまえた上で
統括的に捉え行動する技量が必要になります。
また、人間関係などでは様々な場面で
誰かが喜んでくれることに対して、自らも喜びを感じたりします。
こういったシーンでは、やはり他者基準を加味するとうまくいくでしょう。
これは自分の基準を持たずに他者の基準だけで考えるということではないので
そこは注意してくださいね。
あくまで自分の基準はしっかりとぶれずに持っている
その上で他者の視点も加味しながら、多角的に捉えて行動するということです。
自分基準がうまくいく例は、
たとえばビジネスで新しい企画を立ち上げる際など
世間の常識や既存の枠にとらわれず、自分自身で研究し、考えたアイディアや企画が
斬新で評判になることもあります。
プライベートでは、自分の人生そのものの選択や生き方、進路など
他者の承認ではなく、自分がどう生きていきたいか、何をやりたいか
といった自分基準が大切になりますし、その方がうまくいきます。
逆に他者基準でいると、本来やりたいことではない行動や
言動をとることになる場合もありますので
そこにストレスを感じることもあるかと思います。
また、恋愛などでは両方の基準を同じくらい持っていた方が
とても魅力的な人になれるのではないかなと、私は思うのです。
自分の考えをしっかり持ちながら、必要な場面ではきちんとした自己主張もできる
同時に相手を思いやる気持ちを持ち合わせ、そんな行動がさりげなくできてしまう
そういう人なら、誰からも好かれる素敵な存在でいられるのかもしれませんね。
これは、俺が俺が、私が私が、といった自分本位な自己主張ではなくて
また、相手に何か見返りを求めて与えるのでもなくて
自分を大切にする、そして相手も同じように大切にする
そこにある愛そのものが、すべての関係を大切に育んでいく
そういうことではないのかなと私は思うのです。
どういったシーンで、どちらの基準を優位に使う方が
相手にとっても自分にとっても最善なのか
そうしたことを意識しながら判断して動いていく
そんなふうにして、TPOに合わせて服を着替えるようなイメージで
状況やシーンに合わせて意識して、思いやりを持って変えていくというのが
やはり信頼関係へと導き、何かを成功へと繋げていきます。
これまで無意識に行っていたことを、少しだけ意識して行動していくことで
思いがけないチャンスを掴みます。
成功は成功を呼び込みます。
こうしたことは、人間関係、ビジネス、進路、恋愛を含めて
私たちの生活すべてに共通していますから、ぜひ活かしてみてくださいね。