Heal the World

人生を豊かに生きていく。多くの人とそれぞれの知識や経験をわかちあい、喜びを共有していけたら。そんな想いから、こちらのブログは始まりました。ホリスティック医療の考え方を取り入れた心理セラピーやヒーリングメソッドも活用しながら、最適な考え方などを紹介しています。

言いたいことを我慢してしまう、いつも現実がうまくいかない人の思い込みを解消する


これまで私たちが持つ思い込みについて
いくつかのお話をさせていただいてきましたので
今日は、言いたいことを我慢してしまう
いつも現実がうまくいかない人の思い込みの原因と解消をテーマに
お話させていただこうと思います。
よろしければお付き合いくださいね。

私たちは誰もが様々な人間関係の中で悩みを抱えてしまいますよね。
これも実は自分の中にある「思い込み」が現実に姿を現したものなんです。
前にも触れましたように
子供の頃に両親との関係から持つことになった思い込みは
無意識に潜在意識に記憶されて人生に大きく影響してくるので
ご自分でそのことを知った上で、意識して注意することが大切です。


わかりやすい例でお話しますね。
たとえば、お母さんは子供が駄々をこねたり、わがままをを言うと
よくこんな言葉を使って言い聞かせませんか?

「世の中はね、そんなに簡単にいくものじゃないのよ。
我慢しなさい。みんなそうやって我慢してるんだから。
○○ちゃんを見てごらんなさい。我慢してるでしょう。偉いわねぇ。」

駄々をこねる度に、お母さんから何度も言われるこうした言葉の中に
「世の中は簡単にいくものではない」
「世の中では、みんなが我慢するものだ」
「我慢してる人は偉い」
こうしたワードが入っているのに気づかれますか?
これが幼い頃の私たちの潜在意識に記憶され残ります。

するとその後、私たちが成長しても、この思い込みがありますので
その思考が「簡単には上手くいかない世の中」を現実に創造してしまいます。

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また、我慢する人は偉いという思い込みから
「言いたいことを言わずに、何でも我慢する人」になっていきます。
そして、自分は我慢しているのに
我慢しないで言いたいことを言う人がいると
その人を心の中で非難し、裁くようになってしまいます。

こうして考えていくと
思いあたることはたくさんあるのではないでしょうか。

でも、決してお母さんを非難しないでくださいね。
おそらくはお母さんも同じことを言われて育てられたと思いますし
そのお母さんを育てたおばあさんも同じように言われていたと思います。
そして、おばあさんも、そのお母さんに…
そうして辿っていくと、誰が悪いわけでもないことが見えてきます。

そして、この「世の中では、みんなが我慢するものだ」という思い込み
確かに子供のように、相手の気持ちや状況も考えず
何でも言いたいことを言うのはよくありませんけれど
いつも我慢して耐え続け、言うべきことも言わないのが良いことでないのは
みなさんもお分かりだと思うのです。

特に日本人は我慢することが美徳のようなイメージが浸透しているので
仕方のないことなのですが
この「我慢」に対して「忍耐」というのがありますよね。
このふたつ似ているようで根本的に違います。

「我慢」は一方的な自己犠牲に繋がり
相手がいる場合、その不快な態度や言葉に対して怒りを感じながらも
それを我慢していることがほとんどではないでしょうか。
そうした怒りは身体にため込まれてしまい
私たちの肉体からエネルギーを奪います。

David R. Hawkins博士の意識レベルの研究によると
言うべきことを表現できていないなど
周囲に合わせて本当の自分を生きていない状況が続くと
エネルギーレベルが低下してしまうことも
病気を引き起こす原因とされています。

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それに対して「忍耐」は、その先に達成したい目標や目的があり
そこに向かうための過程で何かを養い育てる
そのために取り組む努力ということになるでしょうか。

これは「我慢」はフォースのエネルギー
「忍耐」はパワーのエネルギーに繋がると捉えるとわかりやすそうですね。

人間関係で我慢をして自己犠牲を続けると、相手がいる場合
その相手は次第にあなたが自分の要求を何でも聞いてくれると認識して
自分を犠牲にして使える側と
尽くされる側の関係を創造し続けることになります。

そんなの嫌だよ!って思われた方
言いたいことがある時は、まずそれを表現することを自分に許しましょう。
まず自分への縛りを解いていくことが大切ですから。

そうして少しずつ言いたいことを言えるよう口に出す練習をして
徐々に自分に許可を与えていきます。
自己主張することはエゴイストではないですし
それができるようになると
言いたいことをいう人たちを裁かなくなっていきます。

これらは、心に深い傷が残されているような思い込みではありませんから
自らその思い込みに気づき、不要なものだと理解するだけで
無くしていくことができます。
意識を変えることをご自分に許可できる方であれば
そこから自由になっていかれるでしょう。

今このブログを読んでくださっているみなさんは
そのことに気づかれましたから
もうそうした思い込みを不要なものとして判断されていると思います。
もしも、それをエゴが邪魔をするようなことがあれば
前回の記事でご説明させていただいたことを思い出してみてください。
そうすれば上手く手放せていけるようになるのではないでしょうか。

あなたにとって不必要な思い込みは一つひとつ手放して
自由に人生を創造していきましょう。