あなたの感情が必要としているもの
今日は日常的に誰もが経験する「人との関係の中で起きること」のお話です。
みなさんは誰かと話をしていて不快な思いをした時、それをどうとらえますか?
まず「あぁ、嫌なこと言う人だなぁ…よくこんなこと言えるなぁ」って思って
その人の印象は当然悪くなっていきますよね。
もちろん私も以前はそう考えていました。
でも、これもそこにはやはり意味があるんです。
ここにも思考が現実化しているといった法則が働いているんですね。
もちろん相手の性格的なことはありますけれど、嫌な性格だなと思っても
通常私たちは、その人の持つ性格のうち接しているのは一面でしかないのです。
そして、その人が持つ性格のどの部分をあなたに向けてくるかで
自分の持っている思い込みが見えてきます。
あなたには嫌な人に思えても、同じ人物が別の人にとってはいい人
そういうことはよくあるものです。
いろいろと難しく説明して語るよりも
つい先日、気づいた私自身の例でお話することにしましょうか。
その方がとてもわかりやすいと思いますので。
先月の記事で、私はこんなことを書きました。
『常に両親から批判的な言葉ばかりを向けられて
たとえば、何かで賞をとろうが、何をしようが
一度も褒められたことのない育ち方をしていました。
その影響と思い込みから、自分に対する判断基準が厳しすぎて
自分自身を過小評価し、両親と同じように私に対して批判しかしない人たちを
延々と周りに引き寄せていたんですね。』
あの記事を書いた後、すぐに気づいたのです。
「これは私自身の中に、自分に対する批判的な思いがあるのではないかと」
それで自分自身でセラピーをして、思考の掘り下げをすることにしました。
すると、過去世で戦場にいた男性の私が記憶の深いところから
映像として現れてきました。
軍隊を率いて、かつて行ったその行為によって
過去の私は自分自身を酷い人間だと強く批判し、許されることではないと
自分を裁き続けたまま亡くなっていたのです。
そして、その思い込みを持ったまま転生した私は
「自分を批判し裁く」思いを、周囲の人を通して現実化させていたのでした。
つまり、私が自分自身を批判し続ける思い込みが
私と接する身近な人たちに、私を批判させていたということなのです。
そして、宇宙の恩恵は、私に対して
もう、その思い込みを手放すよう早く気づかせるために
周囲の人にそうした行為をさせていたのだなと、今はそう感じています。
そんなぁ…悪いのは相手じゃないか
なんでこっちがそんなこと考えなきゃいけないの?
もしも、今もあなたがそう思えてしまうとしたら…
それはあなたの中にいるエゴが
まだ邪魔をしていることに気づいてくださいね。
私はその思い込みを持つことになった過去の事件や相手との和解、
癒し、許し、開放を行って、その思い込みを手放しました。
今はもう周囲から批判されるようなことは起きていません。
以前は私に対して批判的な言葉しか向けず
感謝など一度も口にしたことのなかったジャイアンみたいな人が(笑)
ある日、とても丁寧な感謝の言葉を綴った短いメールをくださった時は
驚きとともに感動して、なんだか胸が熱くなりました。
みなさんも、もしも周りの人から
何だかこの頃、愛情を受けていないなぁ
どうしてこんなひどいことを言われるのだろう?
そんなふうに何か不当な扱いを受けている時は
あなた自身が自分に対して愛情を注いでいなかったり
自分を大切にしていなかったり
不当な思いを自分に対して持っていないか
注意してご自分の心の中を探ってみてください。
過去世まで遡らなくても、たとえば最近やってしまった失敗などに
もしも自分を裁く思いがあることに気づいたら
間違いは誰にだってある。
だって自分は成長するために今ここにいるんだ。
だから同じ過ちを繰り返さないように歩いていけばいい。
間違った自分に気づけたんだ。
それでいいじゃないか。
自分を許そう。
そんなふうにして自分を許して、苦しみから開放してあげてくださいね。