Heal the World

人生を豊かに生きていく。多くの人とそれぞれの知識や経験をわかちあい、喜びを共有していけたら。そんな想いから、こちらのブログは始まりました。ホリスティック医療の考え方を取り入れた心理セラピーやヒーリングメソッドも活用しながら、最適な考え方などを紹介しています。

私たちは、どんな時に、自分にとって大切な気づきを与えることができるの?


今日は私たちが、どんな時に、自分に大切な気づきを与えることができるの?
そんなお話をさせていただきたいと思います。
よろしければお付き合いくださいね。

私たちは普段、なにげなく暮らし
目の前にあることを当たり前のように過ごしています。
でも、一歩日本から出ると、それが当たり前ではないことがよくわかります。
私は、海外で日本人に見られることがなく
西洋と東洋系のハーフだと思われていますので
相手に私が日本人だと答えると、必ずいつもとても驚かれます。
そして、まずこんな質問が返ってきます。

日本人は話しかけても表情もないし
自分の考えを言わないから、何を考えてるのかわからない。
なぜ みんな同じような髪型をして、同じような服装で同じ行動をとるのか?
なぜ いつも日本人ばかりで集まって集団でいるのか?
なぜ ミヅキは日本人たちと違うのか?
なぜ 日本人は道を開けてほしい時に声をかけないのか?
(海外では混雑している場所では Excuse me pleaseとか、May I open?
など声をかけて、相手に道を開けてもらってから通るのが当然のマナーです。
日本人は、他人に後ろから無言でぶつかって
相手に道を開けてもらうことを当たり前のようにしますけれど
海外でそんなことをするのは、スリか、頭のおかしい人しかしません)

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私は、それは教育のせいだと答えます。
日本の学校には制服があり、持ち物、行動、すべてに集団の規則があること
生徒たちは同じ制服を着て、髪型も行動も皆が同じになるように教育され
束ねられていくからだと
彼らは「それは、まるで洗脳じゃないか!」と驚きます。
その通りだと私は答えます。
その教育に疑問を持って客観視しているか、していないかが違うのだと

また、日本人や中国人をはじめとするアジア人のマナーについても
海外では劣悪な印象を与えていて、西洋人の迷惑にならないよう
レストランなどでは席の配置を別ける習慣がある
いわゆる差別についても
それは日本人にマナー教育がないから、教える人もいないからだと
そう答えるしかないのです。

日本の居酒屋のように、大声を出して周りへの配慮も考えず
自分たちだけの世界で行動しているのは、海外では迷惑行為になります。
自分たちで気づけばいいのだけれど
今の日本人にとって、多くはそうしたことに気づけないので
迷惑な行動は、その場で伝えていくしかないだろうと答えます。

けれど、そうしたことも文化の異なる国の人たちと接する機会を持てば
誰でも簡単に気づけます。

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海外にいると刺激や得るものはたくさんあります。
たとえば、1989年11月に「ベルリンの壁が崩壊」と日本で報道された当時
その年の12月から翌年1月にかけて
私はちょうどドイツにいたのですけれど
向こうでは、市民たちは「壁が開いた」と表現します。
着工から28年間に亘る壁の犠牲者、数々の悲劇・・・
街を横たわり、隔てていたあの無機質で異様なコンクリート
それが開かれたのです。
壁が崩壊したというのは、単に遠い国から観たその光景を表しているだけ

その壁の横では、市民や旅行者たちが、壁をカナヅチで削り
記念に持ち帰っているのです。
私はその壁の前で、一人の男性から、そのかけらを手に
どうぞ、と差し出されましたけれど
「ありがとう、でも、私はいらないから」と答えました。
負の象徴であるエネルギーを持つあの壁を、ただ記念に面白おかしく持つ・・・
そんな気持ちにはなれませんでしたから

そう、こんな面白い話もあります。
随分前ですが、私の飼っているハムスターの名前がケンシロウだと話して
何代もその名前をつけていて
今は三代目ケンシロウ(つまりケンシロウ3世)だと話すと
いろいろな国の外国人が、そこにいたにもかかわらず、みなさん大笑いします。
日本のアニメの浸透力、威力は、実にすごいです(笑)

今の10代、20代の方は、日本も海外もそうですけれど
知的で意識レベルが高いなと私は感じています。
私たちの世代が若い頃に、社会、学校教育、体制に対して疑問をぶつけて
行っていた表現よりもレベルが高いのです。

ですから、特にその世代には、できるだけ海外の人とも交流して
その変容をもっともっと強化していってほしいなと私は思います。
彼らが手を取り合えば、きっとそこには大きなエネルギーが生まれるだろうと

変容のSEEDを持つ世代、彼らが創るその未来が
光に溢れた素晴らしいものであってほしいから・・・