エゴと左脳的知性の働きとは、そして問題を創り出す思考を解消するワークへ
昨日の記事で不安になられた方も多いと思いますので
今日はできるだけ早めに記事を書きました。
それでは昨日の続き、あなたの思い込みを解消するワークと
エゴと左脳的知性の働きについてお話していきますね。
ワークのご紹介は最後にさせていただきますので
まず、エゴと左脳的知性の働きについてお話しさせていただきます。
エゴはひとことでいえば
私たちが自分を守る「防衛本能から生まれたもの」といえます。
人に傷つけられたり、騙されたり、命の危険にさらされたりしないよう
自分の存在を守る、プライドを守る、価値観を守る、自分の居場所を守る
など、他にもたくさん持っている「自分を守ろうとする意識」
まずそう考えていただけると分かりやすいと思います。
その「守ろう」という意識は何処からくるかといいますと
それは恐れ、不安に基づいています。
けれど、不安や恐れは「愛」とは対極にありますので
私たちを愛とは逆の方向、愛から切り離す方へと引っ張ります。
分かりやすい例をひとつ上げますね。
何か問題が起きた場合、エゴは自分は何も悪くない
悪いのは他者や社会にある、と考えて自分を守ろうとします。
人の言動にイライラしたり、落ち込んだり、相手を嫌い、
相手が悪いといった認識をして自分を守ります。
これは私たちを自分以外の存在、他者から切り離し
さらに本来「愛から生まれた存在」である私たちを「愛の源」から切り離し
そして、本当の自分自身からも切り離してしまいます。
自分を危険や障害から守るためには大切な意識なのですが
不必要に過剰に働いてしまうものでもあり
私たちが生きる上で、とてもやっかいなものでもあるのです。
そして、そこに左脳的知性を発達させてしまうと
人は左脳とエゴに支配されているともいえる思考にとらわれてしまいます。
むろん左脳そのものが悪いということではありませんので
左脳派の方はお気を悪くなさらないでくださいね。
エゴと結びついて左脳的な知性を発達させた時に
やっかいな判断力を持ってしまうこと
みなさんがそこに気づいて、解放されることが大切になるので
まずそれをお伝えしておきたいのです。
左脳的な理性の特徴のひとつ
「論理的なものでなければ納得できない思考」は
皮肉にもエゴと知性の罠にはまってしまい
様々な大切な真理から人々を遠ざけ
それは意識レベルを上げる妨げにもなってしまいます。
ホーキンズ博士は著書「パワーか、フォースか」の中で
私たちが意識レベルを向上させる解決への道として
このように説明されています。
購入された方は、ぜひ368ページをご覧になってみてください。
それを簡略化してお伝えしますね。
「人間の理性は不可能を説明するために絶えずくたくたに疲れてしまいます。
説明すること自体、自分自身の頭の後ろを見ようとするのと同じくらい
ナンセンスであるにも関わらず、エゴの虚栄は限りなく
そのナンセンスを理屈に合うようにしようと試みます。
そして、その虚栄心をさらにふくらませます。
エゴと同一視しているマインドは現実を理解することができません。
エゴを超越するマインドのパラドックスを解釈することのみにおいて
Is(存在そのもの)が現れます。
それが自明であり、無限の絶対性として輝いているのです。」
左脳的な知性とエゴが結びついた時
大切な真実・真理から目をそらす働きをしてしまうことを
おわかりいただけるでしょうか。
私たちは、両親の愛
そして、大いなる存在の愛の源からこの地上に生まれた存在です。
愛に基づいて、ものごとを見ていくことで
私たちの歩むすべての道は自然に開かれていきます。
私は自らの経験からそうお伝えしたいと思っています。
ですから、あなたが何かの出来事に反応した際に
今ご自分が愛に基づいて判断しているか
エゴに基づいて判断しているか
ご自身で確認できる方法を伝えておきたいと思います。
何かの出来事に対して、ご自分が味わっている感情、感覚
そこに、胸の中心から流れてくるようなもの
何かあたたかくて、安定した満たされた広がりを感じられたら
あなたは愛に基づいて判断し歩いています。
あなたが感じる感情、感覚に不安が感じられて
何か得体の知れない嫌な感覚があるのでしたら
それはエゴの判断に身を任せていることになります。
この記事を読まれている今、どのように感じているか
試してみられると分かりやすいかと思います。
そして最後に、昨日の記事でお伝えした
「思い込みを解消する思考の掘り下げと解放へのプロセス」
これを行うことのできる素晴らしい本をご紹介しておきますね。
自己成長と意識のトレーニングの分野で
革新的な変容を起こすワークを行うことで知られている
プランドン・ベイズさんの「ジャーニー 癒しへの旅」
この本には彼女の考案したプロセスワークと手法が最後に掲載されています。
二人一組でワークを行うことで、昨日私がお話した
思い込みのもととなっている感情に向き合うこと、
癒し、許し、解決、解消、解放へと導くプロセスが行えます。
ジャーニー―癒しへの旅―
ただ、中には上手くできない方もいらっしゃるかなと思いますので
日本人に合わせた、より取り組みやすいプロセスワークも私は考案中です。
きちんとみなさんに公表できる段階に仕上げてから
お伝えできればと考えています。
次回は「エゴから自由になるにはどうしていけばいいのか」
についてお話したいと思います。